不動産、建設分野のデータ活用、デジタル推進のエコシステム構築を目指して
我が国では、各産業界においてデジタルの活用や働き方改革の推進による生産性向上、イノベーションの促進に取り組んでいます。建設業界は市場規模約60兆円、不動産業界は約45兆円と両市場を合わせると100兆円という我が国においても主軸となる巨大産業市場です。
不動産、建設業界では、AI、IoT、ロボティクス、ブロックチェーンといったテクノロジーの活用や、デジタルトランスフォーメーションによる事業改革が着々と進んでいます。関連するスタートアップ企業も年々増加傾向にあり、業界内におけるオープンイノベーションも活発化しています。
また、昨年2022年(令和4年)5月には、改正宅地建物取引業法が施行され、不動産取引の電子化が全面解禁されました。政府国土交通省では、BIM、3D都市モデルPLATEAU(プラトー)、不動産IDといったデジタル施策を次々と打ち出しており、不動産、建設業界におけるデジタルの活用、推進について、日々急速に市場が整備されています。
デジタル化が急速に進む環境の下で、重要なテーマになってくるのが「データの活用」及び「デジタル人材の育成」であると考えています。当会では、データ活用で重要となってくる企業間連携、異業種連携の促進のためのマッチング、データを活用するビジネス企画や開発エンジニアなどDX人材の育成を目的とし、不動産、建設業界のデジタル化を推進して参ります。
ぜひ多くの皆様に参画いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
当会の活動目的
不動産・建設業界のデータ活用推進
業界内のデータ整備、企業間連携・異業種連携を促進するために企業マッチング、交流機会を創出します。
不動産・建設業界のデジタル人材育成
データ活用、デジタル活用を推進するための企画人材、データの分析、開発を実施するエンジニア人材の育成のための取組みを実施します。
なぜ「不動産」と「建設」なのか
一般消費者、エンドユーザーから見れば不動産業、建設業といった区分は重要ではなく、日々の暮らしや生活の中で土地、建物や街を必要に応じて利用しています。利用者目線からより良い暮らし、生活を実現するため、スマートシティ、空き家問題、中古不動産流通活性化、環境負荷問題等の社会課題解決に取り組む必要があり、そのためには、建設業、不動産業をボーダレスに経済活動と暮らしの基盤産業とみて、開発・建設・建築から流通、管理、リニューアルまで一気通貫での利用者目線から見たデータの活用が重要だと考えています。
まちづくり
スマートシティ、イノベーション、脱炭素、環境負荷に配慮した都市開発
空き家・空き地
活用
空き地・空き家活用と地方創生
オフィス、商業施設
働き方改革、REITや不動産投資のESG推進
不動産流通・
スマートホーム
リフォーム、リノベーションの活用
STO、NFTによる資金調達
金融、インフラ
行政手続き
住宅ローンや住所変更手続き
利用者、エンドユーザー目線での
開発・建設・建築から流通、管理、リニューアルまで一気通貫で俯瞰したデータ活用の検討、推進
主な活動内容
不動産、建設業界におけるデータ活用、デジタル化推進のためにテーマや専門性に特化したマッチング、イベント等を企画、運営し活動していきます。
マッチング
不動産会社や建設会社の業界間、異業種間連携やスタートアップ、IT企業との連携によるデータ活用を推進
委員会
テーマ毎の委員会を会員ニーズに応じて設置・運営
イベント
データ活用事例の共有や、官庁からの制度説明、エンジニア向けデータコンペ、ハッカソンなど各種勉強会、イベントを企画運営
人材育成
外部講師や会員講師によるデータ戦略立案や、データ分析、活用のためのスキル開発研修の企画運営
不動産、建設分野のデータ連携、活用のためのプラットフォームとして各種活動を推進しています